松山城、太鼓門を体験
太鼓門は、本丸大手の正門に位置づけられています。
扉には脇戸がついていて、扉を覆うようにしてある太鼓櫓(やぐら)や、登り方向で太鼓門の手前右手石垣の上にある巽櫓(たつみやぐら)とともに、頑丈な防衛線を構築しています。
隠れ門や筒井門とその続櫓が第一防衛線であれば、太鼓門と太鼓櫓そして巽櫓は、本丸大手正門側の第二の防衛線です。
太鼓門の周りは、高さ6.9mの石垣に守られ、筒井門から侵入してくる敵に対し、太鼓門の手前右手石垣の上にある巽櫓ともあいまって、敵を前方からも側方からも攻撃できるようになっています。
築城当初の防御の仕組みとしては、鉄砲狭間や石落としなども設けられていました。
戦後、焼失した太鼓門松山城、太鼓門を体験
築城時の状態のまま時代を重ねた太鼓門でしたが、明治時代には、石落としや窓などを改築しました。
そして、昭和10年には国宝にまで指定されていましたが、昭和20年(1945)7月に戦争でこれらの建造物は全部焼失してしまいます。
その戦後、焼失した太鼓門跡には、朝6時・正午・夕方6時の時刻に合わせて音楽を流すミュージックサイレンが置かれ、長く市民に親しまれていました。
現在ある太鼓門は、昭和47年(1972)に再構築されたもので、太鼓門は欅(けやき)櫓は栂(つが)で復元されました。
太鼓門より眺める登城道
太鼓門は、築城当初より残っている門ではないのですが、その形などは昔のものを再現しています。
建て直してからまだ40年しかたっていませんが、昔の趣を感じ取る事が出来ます。
太鼓門をくぐったあと、本丸に入ってから、太鼓櫓近くの塀沿いに、今来た道を見おろすと、敵が攻めてきた時に、塀外下の様子がどのように見えるかが分かります。
その眺めも良いですねー。


