松山城登城道の登り口
松山城の登城道
松山城には、4本の登城道があります。
推測ですが、観光で来られた方が通る人数の多い順に言うと、東雲口登城道→県庁裏登城道→黒門口登城道→古町口登城道の順番ではないでしょうか。
東雲口登城道の登り口
東雲口登城道は松山城登城道の中では観光で来られた方が一番多く利用される登城道です。
この登城道は幕末のころに作られたらしいのですが、道幅の広いゆるやかな坂道は明るくて気持ちの良い道です。
登り口の石段は、東雲神社の参道でもあります。
お時間のある方は、東雲神社へ参拝しても、境内のすぐ横から登城道へ帰ることができますので、是非、ご参拝ください。
県庁裏登城道の登り口
県庁裏登城道は大正時代の初め頃に出来た登城道です。
観光客の方が利用するのは少ないのですが、地元の方々は、よくこの登城道を利用しています。
特に、平日のお昼休み時間になると、近くで働いている方など、かなり多くの人が県庁裏登城道を登り始めます。
登りはじめて少し行くと、左に急に曲がり、すぐに右にまがるS字カーブがありますが、ここで、松山城の麓の二ノ丸から頂上の本丸まで続いている「登り石垣」が見えます。
この場所に来ると、いつも、道をそれて少しの間、石垣沿いに散策してしまいます。
黒門口登城道の登り口
黒門口登城道は慶長年間(1610年頃)に建造された松山城二ノ丸から頂上にある本丸への通路であったといわれています。
明治17年頃(1884)に、登り口付近が兵営(軍隊の兵舎)となったため一度閉鎖されていたそうですが、昭和44年(1969)の春に、再び登城道として改修されたそうであります。
この道はかなり急な坂道なのですが、脚力に自身のある方は、是非挑戦してみてください。入口付近の「登り石垣」を見上げながら登り始める時は圧巻です。
現在、一部復旧された松山城二ノ丸庭園の左塀外沿いに、立派な「登り石垣」を眺めながら登りはじめ、二ノ丸番所跡を見ながら高石垣に沿って進みます。
そして左へ曲がり、さらに右に曲がり・・・しながら、城山の林に入り急な坂道を登ってゆき、大手門跡の石垣が見えたときの気分は、なかなかのものです。
古町口登城道の登り口
古町口登城道は松山城登城道の中では裏道に当たる登城道です。
そして、大正時代に作られた道です。
いつも薄暗い感じのする淋しい道ですが、4本ある登城道の中では最も深く森林を歩く感じを味わえる登城道です。
私は、個人的にはこの道が一番好きな登城道なのですが・・・、もう少し整備して頂ければ、利用される方ももっと増える気がします。
松山城登城道の登り口の場所と周辺の地図
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2011/12/25 | コメント/トラックバック(0) |
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